リジン

リジンとは

必須アミノ酸の一つに分類されており、アミノ酸の中でも最も不足しやすい栄養素で、成人男性の要求量は体重１kg当り1日12mgといわれています。

動物性のたんぱく質に比べると、植物性たんぱく質はリジンの含有量が少ないのですが、大豆は例外で、多く含んでいるようです。

主な働きは、ホルモンや抗体、酵素などの原料として利用されていますので、生体の成長や修復に大きく関与しています。このため、不足すると成長障害を招く恐れのある大事な栄養素です。

また一方で、体内では脂肪燃焼に必要なカルニチンの原料ともなりますので、ダイエット時にサプリメントで摂取すると、効果的とされています。

リジンの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

ヘルペス感染を予防します。

単純ヘルペス感染の再発を低減し、症状を軽減し治癒を早める目的での摂取について、有効性が示唆されています。

成長障害を予防します。

体内のたんぱく質中に2〜10％程度含まれており、抗体やホルモン、酵素などの原料として利用されますので、成長には欠かせない栄養素です。

リジンの関連サイト

リジンの有効性・安全性
独立行政法人国立健康・栄養研究所が運営しているWebサイトで、リジンの有効性の臨床結果などの情報を発信しています。

その他

リジンは、不足しやすいカルシウムの吸収を高めることが言われている栄養素です。

ホルモンバランスを整え、女性の受胎能力の循環を正常に保つ働きがありますので妊娠サプリメントとしても人気です。