イヌリン

水溶性植物繊維の1種であるイヌリンは、ごぼうやきくいもなどに含まれています。血糖値の上昇を抑制する効果などを持っていますが、胃腸のガスや腹部膨満感などの副作用を引き起こす場合があります。


イヌリンとは

ごぼうや菊芋などのキク科の植物に含まれる多糖類であり、果糖の重合体です。

イヌリンは、食品添加物としてもよく知られている栄養素で、血糖には殆ど影響を及ぼさないことから、血糖値の異常によって引き起こされる病気への応用が期待されています。

イヌリンの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

血糖値の上昇を抑制します。
糖の1種であるにもかかわらず、食べても殆ど吸収されないため、食後血糖値の上昇の抑制に役立ちます。
この働きにより、インスリンの分泌も減少され、肝臓への負担が軽くなりますので、糖尿病の緩和にも役立つと言われています。
ダイエットに役立ちます。
インスリンの分泌を抑えることにより、糖質を脂肪にする働きを抑えて、貯蓄された脂肪を燃焼させる働きを活発にしますので、ダイエットに役立ちます。
イヌリンを利用した「低インスリンダイエット」として一時期有名になりました。

イヌリンの関連サイト

イヌリン - Wikipedia
生化学や使用による人体への効果などイヌリンに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

その他

妊娠中及び授乳中は、使用を避けるように言われています。

副作用として、胃腸のガスや腹部膨満感、胃痙攣などを引き起こす場合があります。
これらの症状は、摂取量が30gを超えると更に多くなると言われています。

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