セントジョーンズワート

セントジョーンズワートは、うつ症状の緩和などの効果が期待されているハーブで、サプリメントをはじめ、お茶やハーブティなどでも用いられています。副作用は少ないですが、医薬品との併用時には、相互作用に注意する必要があります。


セントジョーンズワートとは

正式には「セイヨウオトギリソウ」と呼ばれており、ヨーロッパ原産で黄色い花を咲かせる根茎性の多年草のハーブです。

古くから不眠対策や抗炎症剤などの民間薬として利用されており、長い実績を持っています。
現在では、その効果から「サンシャインサプリメント」と呼ばれるほど人気を集め、また、ハーブティとしても用いられています。

セントジョーンズワートの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

うつ症状を緩和します。
うつ症状の原因の1つとして、神経伝達物質であるセロトニンの減少が関係していると言われており、セントジョーンズワートに含まれる有効成分には、このセロトニンの増加作用があるため、うつの緩和に役立ちます。
ハーブの先進国であるドイツでは、軽〜中等度のうつ病の治療薬として使用されています。

セントジョーンズワートの関連サイト

セントジョーンズワートの効果
ドイツを始め海外では医薬品として認可されている、人気のセントジョーンズワートの効果から、医薬品との飲み合わせや副作用についても分かり易く解説しています。

セント・ジョーンズ・ワート - Wikipedia
ハーブとしての利用や臨床的効果などセントジヨーンズワートに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

副作用

過剰に摂取することで、不安や動揺、胃腸の不快感、疲労感などを引き起こす場合があります。

その他

抗うつ剤を服用している場合は、相互作用により、セロトニン症候群を生じることがあります。

子宮筋肉を緊張させるため、妊娠中の経口摂取は、危険性が示唆されています。

経口避妊剤や抗てんかん薬などとの併用は、薬の効果を低下させてしまいます。

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