アロエ

アロエとは

アフリカ原産で、ユリ科アロエ属の多年生多肉植物です。
約６００種類とも言われる程、多くの種類があり、一般には「キダチアロエ」や「アロエベラ」がよく知られています。

キダチアロエは一般に鉢植えなどで栽培されており、アロエベラは沖縄や米国テキサス州などで栽培されジュースとしても親しまれています。

語源としては、アラビア語の「alloeh（苦い）」から名付けられていますが、中国語名である「芦薈（ろかい）」と呼ばれることもあります。

アロエは昔から万能の民間薬として用いられ、あまりの効用のため『医者いらず』や『医者泣かせ』との異名を持ち、親しまれてきた薬草の１つです。

現在でも、広く用いられており、化粧水やクリーム、ジュースやヨーグルトなどの食用、育毛や軟膏などにも使用されています。

アロエの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

炎症や痛みを抑えます。

アロエは、炎症を抑え血液の循環を良くする効果がありますので、痛みを緩和し腫れを抑えます。
これは、アロエに含まれる酵素が、炎症を引き起こす物質を分解からだと考えられています。
また、細胞を増殖させる作用もありますので、やけどやすり傷などの外傷にも有効です。

胃腸の働きを整えます。

アロエに含まれるアイロンとアロエニンは、胃酸の分泌を調整して荒れた胃を修復します。
また、アロエに含まれる成分が腸の粘膜を刺激し、腸運動を回復しますので、頑固な便秘にも有効で、昔から緩下剤として、その効能が認められています。
この効能により、ダイエットにも期待されています。

美肌を作ります。

肌トラブルは、内臓疾患や便秘なども大きな原因となっていすが、アロエは上記のとおり体質の改善に役立つため、体の内側から美しい肌を作ります。
また、細胞を活性化させる働きや、コラーゲンの生合成を高める役割を持っていますので、美肌作りに役立ちます。

アロエの関連サイト

アロエ - Wikipedia
種類や生薬としての用途などアロエに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

副作用

経口摂取による副作用としては、腹痛やさしこみが起こる場合があります。
長期的な摂取では、下痢、低カリウム血症、血尿、腎炎などが起こる場合があります。

その他

妊娠中や授乳中は、摂取を避けるように言われています。