ブラックコホシュ

女性特有の症状の緩和に役立つブラックコホシュは、神経痛の緩和などにも効果があり、アメリカではサプリメントとして人気です。


ブラックコホシュとは

北米に分布している、キンポウゲ科サラシナショウマ属の多年草です。

学名として『Cimicifuga』は、ラテン語の「cimex(虫)」と「fugere(逃げる)」という言葉を語源にしているほど、強い芳香を持ち、虫除けとしても用いられています。

もともと、アメリカンインディアンの間で、痛みや炎症、女性特有の症状に使われていた薬草で、現在でも神経痛やリウマチ、耳鳴りなどで使われ、「女性のハーブ」とも呼ばれています。

アメリカでは人気のあるサプリメントの一つとなっています。

ブラックコホシュの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

女性ホルモンのバランスを整えます。
女性ホルモンである「エストロゲン」に似た作用を持っていますので、月経不順や生理痛、PMS(月経前症候群)や更年期障害の緩和に役立ちます。
また、生理周期とともに、ニキビなどが出るような肌トラブルの予防にも役立ちます。

ブラックコホシュの関連サイト

ブラックコホシュの有効性
臨床結果を元に、信頼性の高い情報が記載されており、ブラックコホシュの効果や副作用に関する情報が網羅されています。

副作用

適切に用いれば、経口摂取による安全性が示唆されていますが、副作用として、頭痛やめまい、胃腸の不調などが起こる場合があります。

過剰摂取は、激しい頭痛や視覚障害、吐き気や嘔吐などが起こる場合があります。

その他

ドイツの薬用植物の評価委員会である「コミッションE」では使用の上限を6ヶ月としています。

妊娠中及び授乳中は、摂取を避けるように言われています。

海外において、ブラックコホシュの摂取と関連が疑われる肝障害の事例が報告されてますが、因果関係については、まだ明らかになっていません。

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