ナイアシン

統合失調症を緩和する効果に期待されているビタミンで、まいたけなどの食品に多く含まれています。
不足すると、ペラグラやうつを引き起こす場合があると言われていますので、食材やサプリを利用して欠乏しないようにして下さい。


ナイアシンとは

別名「ビタミンB3」と呼ばれ、食品に含まれる糖質の代謝を得意としているビタミンです。
また、血流を良くして、肌を健康に保つ働きから「肌のビタミン」とも呼ばれています。

ナイアシンは、「ニコチン酸」と「ニコチン酸アミド」という物質の総称で、アミノ酸の一種トリプトファンがあると体内で生成されます。
(通常、ビタミンは体内では合成されません。)

ナイアシンの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

糖尿病の予防や改善に役立ちます。
ナイアシンは、インスリンの合成に欠かすことのできない成分であるため、糖尿病の予防や改善に欠かすことはできません。
肌の健康を保ちます。
皮膚や粘膜を正常に保つのために欠かせないナイアシンは、コレステロールや中性脂肪を減らす働きにより、血液をサラサラにして、肌の健康を保ちます。
そのため、不足すると、口内炎や肌荒れが起こりやすくなると言われています。
統合失調症の緩和に期待されています。
うつや統合失調症の原因の1つとして、ナイアシンの代謝異常により症状が現れることが分かっています。
ナイアシンを中心とした栄養療法は、アメリカやカナダではすでに受け入れられています。
血液をサラサラにします。
ナイアシンには、血液中のコレステロールや中性脂肪を減らす働きがあり、血流や脳の働きの改善、動脈硬化などを予防に役立ちます。
二日酔いを予防します。
肝臓でアルコールを分解するため欠かせないナイアシンは、二日酔いの原因物質であるアセトアルデヒドを分解する役割もあります。

ナイアシンの関連サイト

ナイアシンの効果
様々な効能を持つナイアシンを解説しています。また、糖尿病や統合失調症の解説も行なっていますので、ぜひ参考にして下さい。

その他

ナイアシンの成分である「ニコチン酸」と「ニコチン酸アミド」では、摂取上限量が異なります。
サプリなどを利用される際は、ニコチン酸アミドの形で摂取した方が、上限値が高く安全です。

ミネラルのクロムと同時に摂取することにより、少量のナイアシンで血糖値やコレステロール値が下がると言われています。

ナイアシンは、血糖値を下げる働きを持っているため、糖尿病治療薬との併用は、医師との相談することをお勧めします。

ナイアシンは、8種類あるビタミンB群の1つです。すべてを同時に摂取することで、効率よく体内で働きます。

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