γリノレン酸(ガンマリノレン酸)

月見草油などの特別な食品に含まれているγリノレン酸(ガンマリノレン酸)は、PMSやアトピーを緩和する効果に期待されている、不飽和脂肪酸の1種です。


γリノレン酸(ガンマリノレン酸)とは

EPADHAとともに、今話題の不飽和脂肪酸の1種です。

月見草油やボラージ油などの特別な植物油に多く含まれているγリノレン酸は、通常の食品からは摂取しにくい脂肪酸です。

体内で必要とされる量のほとんどは、ビオチンリノール酸を代謝して、生産されます。
その後、EPAなどの脂肪酸によって、抗炎症ホルモンに変換されアレルギーの緩和に役立つと言われています。

γリノレン酸の効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

アトピーの緩和に役立ちます。
アレルギー疾患などの炎症体質の方は、体内でのγリノレン酸への変換が上手くできないことが原因の1つだと考えられています。
そのため、γリノレン酸は、アトピーなどのアレルギー疾患の緩和に役立つと言われています。
PMSの緩和に役立ちます。
γリノレン酸を多く含む月見草は、PMS(月経前症候群)や更年期障害などの女性特有の症状を改善するハーブとして親しまれています。
これは、月見草油に含まれるγリノレン酸の働きが関係していると言われています。

γリノレン酸の関連サイト

γ-リノレン酸 - Wikipedia
代謝経路や効果などγ-リノレン酸に関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

その他

過剰摂取は、逆効果になると言われていますので、ご注意下さい。

EPAと同時に摂取することで、より炎症抑制効果が期待できると言われています。

アラキドン酸などのn-6系脂肪酸は、EPAなどのn-3系脂肪酸との摂取バランス4:1を目安にして下さい。

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