カルシウム

不足しやすいカルシウムは、吸収が悪い上、摂取量が多い栄養素です。骨を作る大事なミネラルですので、牛乳などの食品、食材やサプリメントからしっかりと摂取しましょう。化合物である乳酸や炭酸カルシウムとは異なります。


カルシウムとは

体内で必要となる7つの主要ミネラルのうち、最も多く必要となるのがカルシウムです。
体内のカルシウムの99%は、骨や歯に存在しており、それらの構成成分となることから、不足すると骨粗鬆症を招くことが言われているとても大事な栄養素です。

一方で、ホルモンの分泌、神経、心臓などの正常な機能を保つためにも不可欠です。

カルシウムの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

骨粗鬆症を予防します。
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)とは、骨が軽石のようにスカスカになりもろく折れやすくなる恐ろしい病気です。骨の主要成分であるカルシウムを摂取することで、骨粗鬆症を予防することが出来きます。
精神を安定させます。
血液中に一定濃度で含まれており、神経の伝達機能及び興奮の抑制などの働きを行っています。
血液中のカルシウム濃度が減少すると、感情のコントロールがみだれ、イライラの原因となりますので、濃度を一定に保つようしっかりと摂取することで、精神を安定させます。
高血圧の予防に役立ちます。
体内からカルシウムが不足すると、血中のカルシウム濃度を上昇させようと、副甲状腺ホルモンなどが働きだし、心臓や血管の収縮を助長することで血圧を上昇させてしまいます。

カルシウムの関連サイト

カルシウムの効果
効能や上手な摂取方法などを解説しています。また、カルシウムと骨粗鬆症との関係も記載されていますので、とても参考になります。

カルシウム - Wikipedia
用途や疫学などカルシウムに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

その他

カルシウムは、吸収率がとても悪いミネラルで日本人の約6割が摂取不足といわれていますので、牛乳や小魚、干しえび等カルシウムを豊富に含む食品を積極的に摂取する必要があります。

カルシウムは、ビタミンDと同時に摂取することで、吸収率を高めることが出来ます。なお、同じミネラルであるリンを過剰摂取すると、カルシウムの吸収を妨げますので、注意が必要です。

カルシウムの持つ骨の形成や、筋肉の収縮のためには、調整役のマグネシウムも必要です。

妊娠中の方は、大量にカルシウムを消費し、不足しやすくなりますので、注意が必要です。

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