リン

幅広い食品に多く含まれているリンは、カルシウムやマグネシウムと結合して骨の成分となる重要な栄養素です。
現代社会ではやや過剰摂取気味なので、食生活には気をつける必要があります。


リンとは

主要ミネラルのひとつで、体内のミネラルのうち、カルシウムに次いで多いのがリンです。
リンの約80%は、カルシウムやマグネシウムと結合して骨の成分となっているため、人間の体には必要不可欠な栄養素です。

しかし、現代の食生活では不足することはあまりなく、むしろ過剰摂取気味です。リンは加工食品の添加物など、多くの食品に使用されています。

血液中のリンが過剰となってしまうと、骨からカルシウムが溶け出し、骨が弱くなり骨粗鬆症などの原因ともなるため、注意が必要です。

リンの効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

骨を作るための成分となります。
カルシウムマグネシウムと結合して、骨の成分となります。
過剰に摂りすぎ、カルシウムとのバランスがくずれてしまうと、逆に骨を弱くする要因となってしまいますので、注意が必要です。
核酸の材料となります。
核酸とは、遺伝情報などを伝える役割のある成分で、DNAなどがあります。
リンは、DNAを作るための材料として欠かせません。また、リン脂質という形で、細胞膜の材料にもなります。

リンの関連サイト

リン - Wikipedia
同素体や生化学などリンに関する様々な情報が紹介されているWikipediaのページです。

その他

加工食品などに含まれているため、現代社会では過剰摂取気味です。過剰に摂りすぎると、骨からカルシウムが溶け出すなどの症状が起こりますので、取りすぎには注意しましょう。

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