葉酸

葉酸とは

８種類あるビタミンＢ群のひとつで、野菜の葉っぱなどの食品に多く含む栄養素です。
妊娠中にしっかりと摂取することで、お腹の赤ちゃんの神経管閉鎖障害と呼ばれる病気にかかるリスクを大きく低減される効果があることから、厚生労働省からもしっかりと摂取するよう呼びかけがあるような大事な栄養素です。

また、葉酸には、DNAの成分となる核酸が作られるときに重要な働きがありますので、不足しないよう注意しましょう。

葉酸の効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

神経管閉鎖障害を予防します。

神経管閉鎖障害は、赤ちゃんの中枢神経系の元(神経管)が上手く作れない症状です。これが原因となり、最悪の場合は、生まれてくる赤ちゃんが障害を持ったり、流産の原因となる場合があります。
葉酸を妊娠中にしっかりと摂取することで、このような症状のリスクを７０％も低減させるといわれています。

貧血を予防します。

貧血と聞くと、鉄分不足を想像するかと思いますが、実は、葉酸やビタミンB12も血液の成分である赤血球の産出を行う上で不可欠となっています。

動脈硬化を予防します。

ビタミンB6やB12とともに、動脈硬化の原因となるホモシステインという成分を分解する働きが報告されています。

神経細胞の働きを保ちます。

細胞膜をつくるリン脂質は、タンパク質と結合して脳へと送られてきた葉酸の働きにより、新たなに生成され、神経細胞を補修しますので、葉酸が不足すると、様々な神経伝達障害の要因になると言われています。

葉酸の関連サイト

葉酸の効能
効果や上手な摂取方法、サプリメントの選び方などの葉酸に関する情報をわかり易く発信しているサイトです。

葉酸の全てがわかる。
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その他

通常時の葉酸の摂取目安量は、２４０mcg（マイクログラム）ですが、妊娠時には、４００mcgもの葉酸が必要になります。

葉酸はとても水に溶け易いビタミンです。このため、摂取しても短時間で尿や汗で排出されやすいので、過剰摂取による副作用の心配はあまりありませんが、吸収率が悪いので、サプリメントなどを活用するなどで不足しないように注意しましょう。

妊娠中には、葉酸だけでなく、カルシウムやDHA等の栄養素をしっかりと補給するようにしましょう。