ビタミンB12

真中にコバルトが入っている大きな分子がビタミンB12で、「赤いビタミン」とも呼ばれています。神経細胞内の表面の脂質膜の合成にも関与しており、末梢神経の傷の回復にも効果が期待されています。


ビタミンB12とは

別名でシアノコバラミンとも呼ばれている栄養素で、8種類あるビタミンB群のひとつです。
赤血球を作るために重要なので、不足すると貧血を招く恐れがあります。

ビタミンB12は、集中力の向上や不眠症の改善など、精神に働く他、腰痛や神経痛の緩和にも効果を発揮するなど、とても活躍の場が多いビタミンとしても知られています。

最近では、幼児の健全な発育のために必要不可欠である研究結果も出ているため、注目を集めています。

ビタミンB12の効果

代表的な効能は、以下のとおりです。

貧血を予防します。
貧血の多くは、鉄分の不足によるものとされていますが、鉄分を摂取しても改善しない貧血が、ビタミンB12欠乏によるものです。
骨髄で赤芽球が成熟させて赤血球になるためには、ビタミンB12が欠かせません。
不眠症を改善します。
人間は、24時間サイクルで睡眠と覚醒のリズムがあるのですが、これをコントロールしているのが、脳から分泌されるメラトニンというホルモンです。
ビタミンB12は、メラトニン分泌を調整する働きがありますので、睡眠と覚醒のリズムを整える働きがあります。
動脈硬化を予防します。
アミノ酸が代謝する過程で発生する物質(ホモシステイン)が血液中濃度を高めると、動脈硬化を引き起こすことがいわれています。
最近の研究で、ビタミンB12や葉酸が、動脈硬化の原因物質であるホモシステインを下げる働きがあることが報告されています。

ビタミンB12の関連サイト

ビタミンB12の効能
血液を造るため重要なビタミンB12の効果や、上手な摂り方までわかり易く解説しています。各社のサプリメント比較もお勧めです。

その他

ビタミンB12は、ビオチンパントテン酸などの、8種類あるビタミンB群すべてを一緒に摂取することで、効率よく体内で働きます。

ビタミンB12と葉酸は、DNAの合成や細胞分裂に関して重要な働きを見せるため、一緒に摂取することで、効率よく働きます。

ビタミンB12は、動物性の食品に多く含まれていることから、菜食主義の方は不足しやすいので注意しましょう。

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