ナイアシンを食品で摂取しよう。

ナイアシンを多く含む食べ物から、過剰症や欠乏症まで幅広く情報を紹介しています。


■ナイアシンの目安量及び上限量(厚生労働省:食事摂取基準2010)

1日あたり 男性 女性
推奨量(mg) 上限量(mg) 推奨量(mg) 上限量(mg)
18〜29歳 15 300(80) 11 250(65)
30〜49歳 15 350(85) 12 250(65)
50〜69歳 14 350(80) 11 250(65)
70歳以上 13 300(75) 10 250(60)

カッコ内は「ニコチン酸」の上限量、カッコ外が「ニコチン酸アミド」の上限量になります。

妊婦は+0mg、授乳婦は+3mgが推奨されています。

■BEST20 ナイアシンを多く含む食べ物・食品

食品100g当たりのナイアシン含有量(単位:mg)
1.まいたけ(乾燥) 64.1 6.辛子明太子 19.9 11.片口いわし(田作り) 17 16.むろあじ(焼き・くさや) 16
2.たらこ(焼き) 56.9 7.めじまぐろ(生) 19.4 12.しいたけ(乾燥) 16.8 17.まいわし(丸干し) 15.6
3.インスタントコーヒー 47 8.豚(スモークレバー) 17.8 13.ピーナッツバター 16.2 18.鶏(ささみ、焼き) 15.5
4.かつお節 45 9.きはだまぐろ(生) 17.5 14.うるめいわし(丸干し) 16.2 19.さば節 15
5.びんながまぐろ(生) 20.7 10.落花生(乾燥・炒り) 17 15.そうだがつお(生) 16.2 20.くろまぐろ(赤身、生) 14.2

※調味料関係や、普段あまり食卓に並ばないと思われるものは、除かせていただいてます。

■ナイアシンの効果

■ナイアシンを摂取する際のポイントや注意点
ポイント
ナイアシンはビタミンB群の1種であり、他のビタミンB群とバランス良く摂取することで、非常に効率よく効果を発揮します。
また、血糖値やコレステロール値を下げる為には、ミネラルのクロムと組み合わせると良いと言われています。
注意点
ナイアシンは、「ニコチン酸」と「ニコチン酸アミド」で上限量が異なりますので、サプリメントで摂取する際は、ニコチン酸アミドの形で摂取した方が、上限量が高く安全です。
■欠乏症や過剰症
欠乏症
ナイアシンが不足すると、重篤な疾患としてペラグラを引き起こす場合があります。
(ペラグラの主症状は、皮膚炎や下痢、精神神経障害であり、治療しないと死に至ることもあります。)
過剰症
ニコチン酸を大量摂取すると、一時的に顔の紅潮や掻痒感(むず痒くなること)などの「フラッシング症状」が起こる場合があります。
また、ニコチンアミドの大量摂取では、胃腸障害や消化性潰瘍の悪化などの副作用が知られています。
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