ビタミンB6を食品で摂取しよう。

ビタミンB6を多く含む食べ物から、過剰症や欠乏症まで幅広く情報を紹介しています。


■ビタミンB6の目安量及び上限量(厚生労働省:食事摂取基準2010)

1日あたり 男性 女性
推奨量(mg) 上限量(mg) 推奨量(mg) 上限量(mg)
18〜29歳 1.4 55 1.1 45
30〜49歳 1.4 60 1.1 45
50〜69歳 1.4 55 1.1 45
70歳以上 1.4 50 1.1 40

妊婦は+0.8mg、授乳婦は+0.3mgが推奨されています。

■BEST20 ビタミンB6を多く含む食べ物・食品

食品100g当たりのビタミンB6含有量(単位:mg)
1.とうがらし(果実、乾燥) 3.81 6.ひまわり(フライ) 1.18 11.抹茶 0.96 16.そば粉(表層粉) 0.76
2.にんにく(りん茎、生) 1.5 7.かぶ(葉、塩漬) 1.1 12.びんながまぐろ(生) 0.94 17.かつお(生) 0.76
3.小麦胚芽 1.24 8.みなみまぐろ(赤身、生) 1.08 13.牛(肝臓、生) 0.89 18.めじまぐろ(生) 0.73
4.ピスタチオ(炒り) 1.22 9.バナナ(乾燥) 1.04 14.くろまぐろ(赤身、生) 0.85 19.七面鳥(肉、皮なし、生) 0.72
5.こんにゃく(精粉) 1.2 10.乾燥マッシュポテト 1.01 15.ビーフジャーキー 0.85 20.菊のり 0.69

※調味料関係や、普段あまり食卓に並ばないと思われるものは、除かせていただいてます。

■ビタミンB6の効果

■ビタミンB6を摂取する際のポイントや注意点
ポイント
ビタミンB6はビタミンB群の1種であり、他のビタミンB群とバランス良く摂取することで、非常に効率よく効果を発揮します。
注意点
抗不整脈薬との併用は、光過敏症のリスクを上昇させる可能性があります。
また、他にも医薬品との相互作用がいくつか報告されています。
■欠乏症や過剰症
欠乏症
ビタミンB6が不足すると、湿疹や口角炎、脂漏性皮膚炎や貧血、聴覚過敏や脳波異常、免疫力低下などを引き起こします。
また、ビタミンB6依存症としては、キサンツレン酸尿症やホモシスチン尿症などが知られています 。
過剰症
ビタミンB6は水溶性ビタミンですが、多量摂取時(数g/日を数か月程度)には、感覚神経障害や末梢感覚神経障害、骨の疼痛や筋肉の脆弱、精子数の減少などを起こすことが知られています。
栄養素別一覧
水溶性ビタミン
脂溶性ビタミン
ミネラル
不飽和脂肪酸
その他