ビタミンB12を食品で摂取しよう。

ビタミンB12を多く含む食べ物から、過剰症や欠乏症まで幅広く情報を紹介しています。


■ビタミンB12の目安量及び上限量(厚生労働省:食事摂取基準2010)

1日あたり 男性 女性
推奨量(μg) 上限量(μg) 推奨量(μg) 上限量(μg)
18〜29歳 2.4 2.4
30〜49歳 2.4 2.4
50〜69歳 2.4 2.4
70歳以上 2.4 2.4

ビタミンB12を過剰摂取しても胃から分泌される内因子が飽和するため吸収されません。
妊婦は+0.4μg、授乳婦は+0.4μgが推奨されています。

■BEST20 ビタミンB12を多く含む食べ物・食品

食品100g当たりのビタミンB12含有量(単位:μg)
1.しろさけ(めふん) 327.6 6.あかがい(生) 59.2 11.あゆ(内臓、焼き) 49.6 16.あんこう(きも、生) 39.1
2.あまのり(干し) 77.6 7.やつめうなぎ(干し) 54.8 12.ほっきがい(生) 47.5 17.かき(燻製油漬缶詰) 32.2
3.片口いわし(田作り) 64.5 8.しろさけ(筋子) 53.9 13.はまぐり(佃煮) 45.4 18.まいわし(丸干し) 29.3
4.あさり(水煮) 63.8 9.牛(肝臓、生) 52.8 14.鶏(肝臓、生) 44.4 19.ぼら(からすみ) 28.4
5.しじみ(生) 62.4 10.あさり(生) 52.4 15.いわのり(素干し) 39.9 20.かじか(生) 28.2

※調味料関係や、普段あまり食卓に並ばないと思われるものは、除かせていただいてます。

■ビタミンB12の効果

■ビタミンB12を摂取する際のポイントや注意点
ポイント
ビタミンB12はビタミンB群の1種であり、他のビタミンB群とバランス良く摂取することで、非常に効率よく効果を発揮します。
ビタミンB12と葉酸は、DNAの合成や細胞分裂に関して重要な働き持っていますので、同時に摂取することで効率よく働きます。
注意点
多量のビタミンCと同時に摂取すると、ビタミンB12が分解されることがありますので、、ビタミンCサプリメントなどを摂取する際は、1時間以上あけて摂取することが勧められています。
■欠乏症や過剰症
欠乏症
悪性貧血やホモシステイン尿症、神経障害や感覚異常、記憶障害やうつ病、運動時の動悸や息切れなどが知られています。
過剰症
ビタミンB12を過剰摂取しても、基本的に体内で必要な分以外は吸収されない為、重度の副作用の報告はありません。
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